
今回アウターシムをインナーシムへ変更します。
インナーシムのほうがいいといわれていますが、何がどういいのかわからない人は多いんじゃないかな?
インナーシム最大の利点はリフト量の多いカムが使えることにあります。
アウターシムは文字通りシムがリフターの外にあり、ちょうどリフターの真上に載っていて、このシムをカムが叩く構造です。一方インナーシムはリテーナーの上に載っていて、その上にリフターが載り、リフターのみをカムが叩く構造となっています。

すべて新品パーツを用意。袋が多すぎる・・・。

これが構成パーツです。右がアウター用、左がインナー用です。
まずアウター用を見てみると、一番大きいのがリフターでその右にあるのがシムになります。このシムがリフターの上に載るわけです。
シムの大きさを比較してみると、3倍ぐらいの差があるのがわかります。

リフターだけを比較してみると、外形は同じです。しかし、カムがリフターを叩くときの径がアウターのほうが狭くなってしまいます。
インナーシムと同じリフト量の多いカムを使用してしまうと、シムが暴れて飛び出すこともあるようです。


重量比較です。左がインナーシム、右がアウターシム。1.5g違います。


シム重量比較です。インナーシムが10.4g軽いです。


リテーナー比較です。インナーシムが1.3g軽いです。


吸気バルブ比較です。バルブ寸法はほぼ同じですが、今回は3型用を使用します。3型用が2.7g軽いです。


排気バルブ比較です。2型のほうが0.1g軽いです。


バルブスプリング比較です。3型用が1.9g軽いです。
まとめ
| インナーシム | アウターシム | |||
| IN | EX | IN | EX | |
| バルブリフター | 32.9 | 31.4 | ||
| シム | 3.0 | 13.4 | ||
| リテーナー | 13.9 | 12.6 | ||
| 小計 | 49.8 | 57.6 | ||
| バルブ | 45.9 | 39.9 | 48.6 | 39.8 |
| 合計 | 95.7 | 89.7 | 106.2 | 97.4 |
| 差 | -10.5 | -7.7 | ||
てことになりました。
注)1種類しか測定してないので、部品のバラつきによる誤差があると思われます。
インナーシムへ変更すると、動弁系の軽量化がなされることがわかりました。
表にはバルブスプリングの重量は考慮しておりませんが、約2gの重量差が効果を生むのかはわかりませんね。