ピストン比較・重量合わせ

2005/9/20   (2005/10/13追加)

またまただいぶ間があきましたが、ピストンのバランスをとります。

腰下も3型を使用します。ピストンは新品を用意しました。
まずはどのぐらい違いがあるか、比較して見ましょう。


左が2型、右が3型新品のピストンです。
使う予定がないので洗浄してないです。^^;
これで違いが分かる人はすごいですね。

何が違うかというと・・・


ピストントップが違います。2型は平面、3型は曲面になっています。つまり、自動的に圧縮は下がることになります。
2型の圧縮比が8.7、3型が8.5ですから、どこまで下がるか、後日容積測定を行います。



バルブリセスのカット位置が若干違うのと、オイル穴、あと外見が違います。


排気側から見たところ。スカート部のカットが違います。


下から見ると、コンロッドが収まるところの間隔が3型のほうが狭いです。
2型のほうにはトップの裏に溝のようなものがあります。オイルを導くためのものですかね?
あとオイル穴がありますね。

続いて、重量測定。
今回は0.1g単位で2kgまで測れる電磁式のはかりを購入しました。


ピストン単体の測定結果です。カーボンを差し引いても14g程度3型のほうが軽いです。

同様に新品ピストンを測定しますと・・・。

 
ピストン 378.5 378.1 371.9 375.5

 ( ̄O ̄;!!

なんですかこれ?3番だけやけに軽いじゃん。最大との差は約7gですか?

ピストンピンを確認してみると、

下から1番で、3番だけ日付が違う。(3番といっても無作為に抽出したので正しくは1個だけ違う)
1個だけ04,08,02でこれが最も軽い。他の3個は04.06.28。ロット違いかあ!

そー言えば開封中に気づいたことがあった。

1個だけ袋をとじてるテープの色が違う。まさしくこれがそうなのである。
さあ困ったぞ。もしやと思い、ピンも測定してみるが、0.2g違いなので問題なし。
7gも削るのかあ?とやる気は全くないけど削れるか試してみた。


まずアルミを7g用意して、、


並べてみる。


無理である・・・。(T.T)

おそらく製造元も違うのだろう。削れないことはないけど、強度が落ちるし、不安もいっぱいだ。しかも適当に番号つけたのに、よりによって3番って。^^;
せめて3g程度に収まっていれば、何とかなりそうなのだが。

どーしよっかなあ・・・。


2005/10/13 追加

さて、あれから1ヶ月近くになりましたが、結論が出ました。

せーの、ドン!


ということです。
直6エンジンみたい。^^;

部屋の中はピストンだらけになっています。

おわかりでしょうが、新しく2個購入しました。
本来は4個注文するところを、なぜか半分だけにしたかというと、お金もないし、差があるのは2個づつなので、どちらかの重さに合うという魂胆。


今回のテープの色は青でした。しかも在庫がないので受注生産となってるようです。
作りたてらしい新鮮なオイル?防錆剤?が塗ってありました。


ピストンピンは04,08,02のものですね。袋はオイルまみれです。

で、どうなったかというと・・・

 
ピストン 378.5 378.1 371.9 375.5 373.4 374.6

これまたビミョー (^^;A

この中でもっとも削る量が少なくてすむ組み合わせは3〜6であった。

 
ピストン 371.9 375.5 373.4 374.6
重量差 0 +3.6 +1.5 +2.7

どうしても3番は外されたくないのね。(泣) しかも基準だし。

これにピストンピンの重量を加えてみると・・・

 
ピストン 371.9 375.5 373.4 374.6
ピン 127.9 127.6 127.7 127.7
総重量 499.8 503.1 501.1 502.3
重量差 0 +3.3 +1.3 +2.5

リングの重量はすべて同じでしたので、ここでは無視します。
ピストンの符号は2のため、念のため外径を計測したら、0.01mm以内に収まってました。こういうところはしっかりできてるな。

てことで、最大3.3g削ればいいってことになりました。でもほんとに大丈夫なのだろうか?


削りました。はやっ!

これでも1個あたり2時間は格闘してます。
削る場所はかなり悩みました。とりあえず全体的に薄くして、バリや出っ張りなどの角を丸く、強度が必要ないところはさらに削ってます。
あまり削りたくはないですが、フルバランスの性能を知っている以上、避けては通れないところです。



なんと500gを切ってしまいました。手持ちの中古と比較してみると、2〜3gは軽いです。
さらに予定していた重量よりサービスで0.2g軽くしました。(なりました^^;)トップで効いてくるピストンだからこそ。



結果的にバランスは取れましたが、たまたま注文したときに在庫状況が悪く、今回のようになりました。こればかりはメーカーの問題で、同じ下請けから4個同時に購入できればよいのですが、それができないんですね。いくつもの下請けから仕入れるために、たまたまロットが変わったときに作られた車というのは今回のように7gの差を背負いながら回されるわけで、当たりエンジン、はずれエンジンと格をつけられてしまうんです。

最近では在庫を持たないようですから、アフターパーツというものはどうしても製造誤差というものが出てしまうんでしょうね。