クランクシャフト計測
2002/2/14

さて、今度は各部品の計測です。
まずクランクシャフトの計測をしましょう。

せーの、ドン!

番号 A1 B1 A2 B2 楕円度1 楕円度2 テーパー度A テーパー度B 符号 径平均 許容値
クランク 1 54.990 54.982 54.991 54.987 0.008 0.004 0.001 0.005 1 54.988 54.993〜54.998
2 54.991 54.985 54.990 54.984 0.006 0.006 0.001 0.001 1 54.988 54.993〜54.998
3 54.991 54.980 54.987 54.991 0.011 0.004 0.004 0.011 1 54.987 54.993〜54.998
4 54.991 54.986 54.982 54.979 0.005 0.003 0.009 0.007 1 54.985 54.993〜54.998
5 54.990 54.984 54.991 54.980 0.006 0.011 0.001 0.004 2 54.986 54.988〜54.993
コンロッド 1 47.985 47.985 47.979 47.981 0.000 0.002 0.006 0.004 3 47.983 47.985〜48.000
2 47.976 47.988 47.979 47.986 0.012 0.007 0.003 0.002 2 47.982 47.985〜48.000
3 47.980 47.990 47.985 47.996 0.010 0.011 0.005 0.006 3 47.988 47.985〜48.000
4 47.988 47.985 47.986 47.992 0.003 0.006 0.002 0.007 1 47.988 47.985〜48.000

でました。
まあこんな感じでして・・・
ミツトヨ製デジタルマイクロメーター3種類、0-25、25-50、50-75をやる気を出して45000円で購入。
測定機器だけで10万以上越えそうな勢い。^^;


で、測定開始。
0.001ミリというのは少しのほこりや温度でも、測定してしまうようで、マイクロメーターのヘッドは常にきれいにしておくことが必要でした。ちなみに髪の毛を測定してみると、0.070mmぐらいでした。自然と抜けた髪は0.040mmぐらい。これで脱毛の状況も把握できそうな・・・ちなみにうちの会社の薄い人を測定してみると、やっぱり細い。^^ あの人ですよ。

さて、まず部屋の温度を20度に保ちます。部屋の中では年中半袖とパンツなので、ちと寒いかなあ?
普段は25℃生活してますもんね。寮なのでエアコン入れっぱなし。^^;
そんで、零点調整をします。0-25はそのまま0で、他は基準棒が入ってるので、それぞれ25,50の基準を作ります。

測定方法によっては、0.001mmぐらいは簡単に違ってくるようです。
このデータは何回も計測したなかで、回数が多い値を示しています。



解説しますと、

まずA1は1番4番上死点時の上下方向の寸法で、B1はその直角方向です。
A1,B1はフライホイール側、A2、B2はクランクプーリー側になります。
そういったところでデータを見てみると、

1,楕円度

A1,B1またはA2,B2の寸法差で最大値を表示。
限度は0.02mmということで、最大でも0.011mmで問題なし。

2,テーパー度

A1,A2またはB1,B2の寸法差で最大値を表示。
限度は0.02mmということで、最大でも0.011mmで問題なし。

3,シャフト径

シャフト径をみてみると、すべて許容外で許容値より0.010mm前後小さいのが分かります。
10万キロ走行車で、10ミクロンぐらい削れると言うことなので、正しいことが分かりました。

4,符号

クランクシャフト、クランクキャップに刻印されているもので、生産段階の初期に測定された寸法が刻印されています。
前回、クランクキャップの刻印が違っている意味が分かりました。

この摩耗してしまったシャフトのクリアランスはメタルによって後ほど調整していきます。